SFSスクエア3は、まだ寒さが厳しい2月22日(土)の午後、新宿区のコミュニティセンターの会場で、特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催で開催されました。
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)は、児童労働問題の改善と子どもの可能性を広めていく団体で、今回のスクエアは、「楽しいプレイワークを通して児童労働問題について学ぶ」イベントとしました。
とてもユニークな内容でしたが、大変充実した、有意義なイベントで、参加者の全員が、「大変よかった」という感想でした。
参加者はまず、クイズに答えたり、カードに書いてあることをするゲームをして楽しみました。
一見、意図がよくわからなかったのは、参加者が、男女に分かれ、男性チームは脇で休憩、女性チームは、片腕を使わないようにしておんぶをして体育館を二往復させられるワークでした。あとのフィードバックでわかったのですが、これは、女子のみが学校に行かせてもらえずに労働をさせられている現状を実体験するためのものでした。座ってじっと待っている男性チームも、なんだか落ち着かない様子でした。
学校にまた、「ラベルゲーム」では、参加者がそれぞれ「ヤクザ」「ホームレス」「ニート」「東大卒」「ゲイ」「黒人」等の”ラベル”をおでこに貼り、その人の立場で会話をするなかで、社会やメディアによって偏見を付けられている人たちの思いなどを実際に体験する事が出来るアクティビティで、偏見や先入観、固定概念の根源や原因、そしてその影響を参加者が楽しみながら理解する事が出来る素晴らしいゲームでした。
実際、ゲームの後に、ランク付けをしてその理由について発表しあったりと、普段はなかなか体験することができない、貴重なイベントとなりました。ご協力頂きましたフリー・ザ・チルドレン・ジャパン様、ご参加頂きました皆さまに心より感謝申し上げます。
読者コメント